その他

後付けIoTソリューション「obniz Now」が医療ごみパッキングシステム「エコムシュウ」に採用

obnizの後付けIoT化ソリューション「obniz Now」が、株式会社スミロン(本社:大阪府大阪市、代表取締役:春山英二、以下「スミロン」)が開発し、ケアフォート株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:春山泰三、以下「ケアフォート」)が販売する移動式医療ごみパッキングシステム「エコムシュウ」の保守メンテナンスシステムとして採用されました。

後付けIoTソリューション「obniz Now」が医療ごみパッキングシステム「エコムシュウ」に採用

後付けIoTソリューション「obniz Now」が医療ごみパッキングシステム「エコムシュウ」に採用

obnizの後付けIoT化ソリューション「obniz Now」が、株式会社スミロン(本社:大阪府大阪市、代表取締役:春山英二、以下「スミロン」)が開発し、ケアフォート株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:春山泰三、以下「ケアフォート」)が販売する移動式医療ごみパッキングシステム「エコムシュウ」の保守メンテナンスシステムとして採用されました。

今回は、スミロンとケアフォートのご担当者様に、導入に至った経緯をお伺いしました。

お話を伺った方

  • ケアフォート株式会社 代表取締役社長 春山泰三 様
  • 株式会社スミロン 環境・安全衛生推進室 室長 兼 ライフケア事業部製品開発部 マネージャー 津村武洋 様

左:春山様、右:津村様(撮影: 安藤貴弘)

フィルム製造のノウハウを生かして医療・看護現場の改善に取り組んできた

※以下、敬称略(聞き手:obniz CEO 佐藤)

- 本日はよろしくお願いいたします。さっそくですが、まずは今回obniz Nowの保守対象となった「エコムシュウ」について、どういった商品なのかを教えていただけますでしょうか?

春山:医療や介護の現場で発生する、感染性の高い医療ごみをパッキングする機械になります。医療ごみの代表例は、使用済み紙おむつです。エコムシュウをつかうことで、臭いや菌・ウイルスを封じ込めることで、安全・安心に処理ができます。

- なるほど。エコムシュウが開発された背景には、医療や介護の現場特有の課題があるのでしょうか?

春山:医療や介護の現場では、使用済み紙おむつ特有の臭いが問題になることがあります。例えば、食事介助と排泄介助が同じ空間で同時に行われることも、介護の現場では珍しくありません。仮に、本人や介護従事者の方々が臭いに慣れてしまったとしても、お見舞いに来た家族の方々などにとってはやはり不快なものです。これを解決するために、弊社のフィルム製造のノウハウを活用できないかと考えました。試作機ができあがったのは、いまから15年ほど前です。

ケアフォート株式会社 代表取締役社長 春山泰三 様(撮影: 安藤貴弘)

- かなり長く開発されていますね。エコムシュウの開発には、どのような課題があったのでしょうか?

津村:私たちには、フィルム製造のノウハウが20年近くありましたから、フィルムについては問題なく開発ができました。ただ、機械についてはほとんどゼロからの開発でしたね。当初は機械が非常に高価で、そこからの改善には大変苦労しました。

- そこから、無駄をそぎ落としてスリム化してきたのでしょうか?

津村:スリム化はもちろんですが、同時に機能等の改善も必要でした。使い勝手を向上させるために、チャイルドロック機能の追加やオートモードの拡張などを行ってきました。また、メンテナンスも考慮した設計に変更しています。

エコムシュウ(撮影: 安藤貴弘)

obniz Nowで機器ごとの利用状況やエラーの把握が実現し、保守メンテナンスが大きく改善した

- 今回、obniz Nowでエコムシュウの保守メンテナンスを行う運びになりました。これまで、保守やサポートにどのような課題を感じていたのでしょうか?

春山:エコムシュウは、同じ病院でも、病棟やフロアごとに使用頻度に大きな差があります。従来は電話対応だけで対応していたので、こういった機器ごとの劣化状況を十分に把握できず、使用頻度やエラーの見える化を熱望していました。

- たしかに、今回のような機器の遠隔監視は、IoTの活用が非常に有効です。一方で、日本には多数のIoTソリューションがあるかと思いますが、その中からobnizを選択いただいたのはなぜでしょうか?

津村:納期と実績です。複数社検討しましたが、納期はobnizが圧倒的でした。

春山:後付けでIoT化できるのも大きかったですね。エコムシュウの設計を変えることなくIoT化が実現できるという点が、私たちの希望とマッチしていました。また、私たちの目線でソリューションをご提案いただけたのも、とても好印象でした。

- ありがとうございます。IoTソリューションは、単に出来合いの商品を納品するのではなく、お客様と対話しながら作りあげるものなので、コミュニケーションは非常に大事だと考えています。

株式会社スミロン 環境・安全衛生推進室 室長 兼 ライフケア事業部製品開発部 マネージャー 津村武洋 様(撮影: 安藤貴弘)

- 実際にobniz Nowを使ってみて、感触はいかがでしょうか?

津村:できることのレベルが高くて驚いています。最初の段階で、我々が求めていた機能がほとんど実現していました。

春山:Webダッシュボードが見やすいのも気に入っています。初心者にも使いやすいデザインで、とてもわかりやすいです。

- 高く評価いただけて大変光栄です。obnizは、今後もIoTによる医療・介護現場の改善に注力して参ります。最後に、今後の展望があれば教えていただけますでしょうか?

春山:まずは、引き続きエコムシュウの認知を全国的に広げていきたいと考えています。将来的には、エコムシュウひとつで多様なデータの収集できるようにして、患者様の状況把握などに活用したいですね。

エコムシュウ遠隔監視システムの構成

エコムシュウ内部にobnizのスマートデバイスを取り付けて、既存のコンピューターから出力されるログをRS232端子経由で取得します。スマートデバイスはLTEでインターネット接続に接続されています。

obniz Nowで実現できたこと(主なもの)

  • 想定を超えて過剰に使われているエコムシュウがある場合、該当のエコムシュウの保守を手厚くしたり、追加のエコムシュウの導入を提案するなどの対応が可能になりました。
  • 機能ごとの利用状況が集計され、よく使われる機能やあまり使われない機能が可視化できるため、より顧客満足度の高い製品改修が可能になりました。
  • 「発生したエラーが巻き込みなのか、異物検知なのか」など、エコムシュウ本体の表示ではわからないエラーの細かい内容を、Webで簡単に確認できるようになりました。

株式会社スミロン 会社概要

  • 会社名 :株式会社スミロン
  • 本店所在地 :大阪市天王寺区東高津町11-9
  • 代表者 :代表取締役 春山 英二
  • 設立 :1972年9月
  • URL :https://www.sumiron.com/

ケアフォート株式会社 会社概要

  • 会社名 :ケアフォート株式会社
  • 本店所在地 :東京都千代田区神田淡路町2丁目105 ワテラスアネックス1307
  • 代表者 :代表取締役 春山 泰三
  • 設立 :2021年9月
  • URL :https://www.carefort.co.jp/