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物流装置のIoTをobniz Nowでスピード実現。老舗企業・鈴木製機「スマート保守」への一歩

obnizの後付けIoT化ソリューション「obniz Now」が、物流装置メーカーである鈴木製機株式会社(本社:静岡県掛川市)が製造・販売する垂直自動搬送機の遠隔保守・メンテナンスシステムとして採用されました。

物流装置のIoTをobniz Nowでスピード実現。老舗企業・鈴木製機「スマート保守」への一歩

物流装置のIoTをobniz Nowでスピード実現。老舗企業・鈴木製機「スマート保守」への一歩

obnizの後付けIoT化ソリューション「obniz Now」が、物流装置メーカーである鈴木製機株式会社(本社:静岡県掛川市)が製造・販売する垂直自動搬送機の遠隔保守・メンテナンスシステムとして採用されました。

今回は、90年以上の歴史を持つ鈴木製機の担当者様に、IoT導入に至った背景や「obniz Now」導入後の効果について詳しくお伺いしました。

お話を伺った方

鈴木製機株式会社 専務取締役 鈴木 利信様

老舗企業として、ニッチ市場に強みを発揮

──鈴木製機さんの企業としての特徴についてお聞かせください。

鈴木:当社は創業90年以上になります。もともとは木工機械や農業用機械を製造していましたが、現在は物流機器、とくに垂直自動搬送機が売上の大半を占めています。

 “他社がやらないことをやる”というのが当社のスタンスです。競争の多くないニッチな市場に合わせて製品を細かくカスタマイズできることが私たちの強みです。

全国で活躍する「垂直自動搬送機」用途は広い

──まず、貴社の主力製品である「垂直自動搬送機」について教えてください。

鈴木:当社の垂直自動搬送機は荷物を上下に運ぶだけでなく、横にスライド搬送する機能も備えた装置です。

全国の工場や倉庫など、業種を問わず導入されており、非常に便利です。

垂直自動搬送機(TWU)

保守の「曖昧さ」が、現場の負担に

──IoT導入前は、どんな課題を抱えていたのでしょうか?

鈴木:
お客様から「ちょっと動きがおかしい」「音がする」といった問い合わせがあると、実際に行って確認する必要がありました。ただ、現場に行ってみると「故障ではない」ケースも多く、時間とコストがかかる割に成果が見えづらい。 「出張するほどでもないけれど、対応しないわけにもいかない」──そんな状況が重なっていました。

──人材確保が難しい業界という話も聞きます。

御多分に漏れず、という感じです。電気設計をはじめとする技術職の採用は難しく、人的リソースを保守対応に割くのにも限界があります。継続的に人材募集をしている状況です。

価格と対応力が、obniz Now導入の決め手に

──IoT導入や通信装置搭載は以前から検討されていたのですか?

鈴木:はい。5年ほど前から通信装置などの導入を検討していましたが、コストが高く、なかなか踏み出せませんでした。話自体は何度も出ましたが、実際に導入までには至っていませんでした。

そんな中で出会ったのがobnizさんです。

──obniz Nowの導入において期待することは何でしたか?

鈴木:遠隔による機械の正確な状況把握、それによってお客様・保守対応双方の負担が軽減されることを大きく期待しています。

また、「機械の寿命」を正確に計測したいという希望もあります。実稼働時間などを正確に計測できれば「どの部品がどのくらいで劣化するのか」がわかりますし、お客様に余計な部品交換やそれに伴うコスト負担をさせなくて済みますから。

──導入の決め手を教えてください。

鈴木:通信から開発まで一貫して行っていただける点が一番大きかったですね。弊社側のリソースを割く必要がないというのは強い安心材料であり、大規模な開発が不要というのも導入ハードルを下げてくれた要因です。

コスト面においても、これまで検討したIoTサービスと比較して安価でしたし「まずはやってみよう」という気持ちになれました。

──実際に導入して良かった点、期待以上だった部分はありますか?

鈴木:想像以上に楽な使用感で、弊社の技術者や電機設計者でもすぐに慣れて活用できそうな手ごたえがあります。

IoTというと、どうしても大規模な開発や理解、それに伴う投資が必要なイメージですが、obniz Nowはそういった苦労を大きく軽減してくれるメリットを感じています。

obniz活用で「故障予測」を目指し、お客様にさらなる安心を

──今後の展開について教えてください。

鈴木:今後はセンサーやインバーターといった、より高精度なセンシング技術とobniz Nowの組み合わせも検討しています。交換や修理につながりやすい部分を正確に把握し、将来的には故障予測にも繋げていきたいですね。

──最後に、読者へのメッセージをお願いします。

鈴木: 私たちは、「お客様が安心して使える製品を届けたい」という思いでモノづくりをしてきました。IoTは単なる“管理の効率化”ではなく、お客様との信頼を深めるための手段でもあると思っています。

 これからも、obnizさんと一緒により良い搬送装置をお客様に提供していきたいですね。



obniz Nowのサービス構成

通信装置(デバイス)から管理システム・Webシステムまでを、IoTのクラウドサービスとしてトータルでご提供します。

今回構築した搬送機IoTシステムと達成できたこと

  • 既存の制御盤内のPLCに配線そのままでobnizのIoT端末を接続してIoT化
  • 遠隔から機械の正確な状況が把握でき、現場訪問の負担が軽減
  • 想像以上に使いやすく、自社の技術者でも簡単に活用できた
  • 通信から開発まで一貫して任せられ、自社の人的リソースを割く必要がなかった
  • 従来のIoTサービスよりもコストが安く、導入ハードルが低かった
  • 将来的な故障予測につなげられる可能性が広がった

鈴木製機株式会社 会社概要

  • 会社名 :鈴木製機株式会社
  • 本店所在地 :静岡県掛川市下垂木2428-1
  • 代表者 :鈴木純一郎(代表取締役会長)鈴木昂(代表取締役社長)
  • 設立 :1966年(創業1928年)
  • URL :https://www.szk-s.co.jp/